子牛における異なる用量で投与されたエンロフロキサシンおよびその代謝物シプロフロキサシンの薬物動態プロファイル
Pharmacokinetic Profiles of Enrofloxacin and Its Metabolite Ciprofloxacin Administered by Different Doses in Calves.
3行まとめ
- 子牛を対象にエンロフロキサシンの投与量に応じた薬物動態および活性化代謝物の動態変化を検証した。
- 増量に伴い消失半減期の延長とクリアランスの有意な減少が認められ、用量依存的な変動が示された。
- 子牛における適切な投与設計の確立に寄与するが、治療効果や安全性の更なる検証が必要である。
この論文の要約
- 目的
子牛におけるエンロフロキサシン(ENR)およびその活性化代謝物であるシプロフロキサシン(CIP)の用量依存的な薬物動態の変化を評価すること。
- 対象と方法
子牛18頭を対象とした並行薬物動態試験を実施した。子牛を3つの投与量群に分け、ENRをそれぞれ2.5、5、10 mg/kgの用量で静脈内投与した。投与後48時間の間に15時点で採血を行い、HPLCによりENRおよびCIPの血漿濃度を測定して、ノンコンパートメント解析により薬物動態パラメータを算出した。
- 主な結果
ENRの用量補正AUC0-lastは用量依存的に増加した。ENRの消失半減期は2.41時間から3.47時間へと有意に延長し(p < 0.05)、全身クリアランスは用量の増加に伴い有意に減少した(p < 0.05)。一方で、定常状態における分布容積は用量群間で有意差は認められなかった(p > 0.05)。CIPのAUC0-lastは用量依存的に増加したものの(p < 0.05)、ENRからCIPへの変換率(26%〜28%)に有意な変化はみられなかった(p > 0.05)。
- 臨床的意義
子牛におけるENRおよびCIPの薬物動態は用量によって大きく変動することが示された。用量依存的な動態変化の把握は子牛における適切な投与設計の確立に寄与し得るが、用量に応じた治療効果と安全性を確認するためにはさらなる研究が必要である。
⚠️ この要約はAIが自動生成したものです。
関連記事
子牛におけるトリメトプリム配合スルファメトキサゾール、スルファジアジンおよびスルファジメトキシンの母集団薬物動態モデリング
牛の呼吸器疾患などの細菌感染に対し、トリメトプリム(TMP)とサルファ剤(S)の併用は相乗効果を期待して...
牛におけるフィプロニル1%ポアオン製剤の血漿薬物動態プロファイル:光分解とフィプロニルスルホンの持続的な生体内残留
野外条件下において、ネロール種の雄牛における1%フィプロニルポアオン製剤の長期的な薬物動態プロファイル...
健常な若年成馬および高齢馬におけるゲンタマイシンの比較薬物動態
加齢はゲンタマイシンの体内動態や排泄を変化させる可能性があるが、臨床現場における高齢馬への用量調整は...
牛の子宮内投与を目的としたエンロフロキサシン感温性ハイドロゲル懸濁液の開発
牛の子宮内膜炎は繁殖成績の低下や生産性の低下を招く重要な繁殖障害である。現行の治療アプローチにおける...
※ 本記事はAIによる自動要約であり、情報提供を目的としています。個別の症例に対する医療判断を行うものではありません。診療にあたっては必ず原著論文および最新の情報をご確認ください。