ドパミンおよびノルエピネフリン持続投与中のT波形態変化により全身麻酔下でT波オーバーセンシングを生じたペースメーカー依存犬の1例
T-wave over sensing in a pacemaker-dependent dog under general anesthesia caused by a change in T-wave morphology during infusion of dopamine and norepinephrine.
3行まとめ
- ペースメーカー装着犬において麻酔中の昇圧薬投与がペーシング機能に及ぼす影響を報告した。
- ドパミンとノルエピネフリン投与に伴うT波の形態変化によりオーバーセンシングと徐脈が生じた。
- ペースメーカー装着犬の麻酔管理ではカテコラミン投与に伴う波形変化と感度調整に注意が必要である。
この論文の要約
- 目的
高度第2度房室ブロックに対して単腔恒久ペースメーカー植込み術を受けた犬において、全身麻酔中の昇圧薬投与に関連して発生したT波オーバーセンシングの症例を報告すること。
- 対象と方法
副腎腫瘤のCT検査のために全身麻酔が実施された13歳未去勢雄の雑種犬1頭。麻酔前にペースメーカー設定をレート応答型から固定デマンド型(95回/分)へ変更した。麻酔導入後に生じた低血圧(平均動脈圧45 mmHg)に対し、乳酸リンゲル液の負荷とともにドパミン(12 μg/kg/分)およびノルエピネフリン(0.1 μg/kg/分)の持続投与を行った。
- 主な結果
昇圧薬の開始後、平均動脈圧は80 mmHgまで改善したが、心室拍数が60回/分に低下した。ペースメーカーの設定確認により、T波の形態変化が原因でT波オーバーセンシングが生じていることが判明した。リードの検出感度を下げた(感度数値を変更した)ところ、オーバーセンシングは解消され、心拍数は設定値の95回/分に回復した。
- 臨床的意義
ペースメーカー依存犬の麻酔管理において、ドパミンやノルエピネフリンの投与に伴うT波形態の変化が不整脈様動作(オーバーセンシングによるペーシング抑制)を引き起こす可能性があるため、血圧管理時のペーシング状態の監視と適切な感度調整が重要である。
⚠️ この要約はAIが自動生成したものです。
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※ 本記事はAIによる自動要約であり、情報提供を目的としています。個別の症例に対する医療判断を行うものではありません。診療にあたっては必ず原著論文および最新の情報をご確認ください。